徹夜明けの仕事は、飲み会の後の仕事と同じ!?

徹夜での仕事がいかに効率が悪いかをイメージしやすいように、寝不足と飲酒した状態を比較した実験をご紹介します。

被験者を24時間ずっと起きたままにして作業させると、当然ミスは増えていきますし、作業効率は落ちます。そして、その24時間後の作業効率の成績を記録しておきます。

そして今度は別の機会に、被験者にお酒を飲み進めながら作業してもらいます。そして、以前記録したと成績と同程度まで作業効率が落ちた時点での被験者の血液の状態を測定したところ、そのときのアルコール血中濃度は0.08%だったそうです。これは、ビール中瓶だと2本、日本酒だと2合、ウイスキーだとシングル2杯程度の飲酒量に相当します。

このうちの、ご自身が普段飲まれるお酒で、それくらいの量を飲んだ後の自分の状態を想像してみてください。徹夜がいかに非効率かということを、よりはっきりと認識できるかと思います。

非効率なだけならまだしも、なにより怖ろしいのは、取り返しのつかない大きなミスをする可能性が高まるということです。

スリーマイル島原子力発電所事故(1979年)、スペースシャトルチャレンジャー号の爆発事故(1986年)、チェルノブイリ原子力発電所事故(1986年)、石油タンカーバルディーズ号の座礁事故(1989年)など、世界的に知られた大事故の共通点が、「作業員の睡眠不足」が原因のひとつに挙げられていること。

大事故でなくても、1日1500件以上起こる交通事故の25%は居眠りが原因とされています。

徹夜をして仕事を進めたとしても、本人の自覚以上に作業効率が下がっているため、やれることも思ったより大した量ではありあせん。

そのささやかな作業量と、リカバリー不可能なレベルのミスをして会社に損失を与えるリスクを天秤にかけたとき、はたして、それは合理的な判断なのか?締め切りを伸ばす努力をする方が、よっぽど信頼につながるのではないか?

そのように冷静な判断をするためにも、徹夜をしたくなったら、先述したお酒の量をイメージしてみてください。

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)

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