睡眠時間は長すぎても短すぎてもよくない

睡眠不足が健康によくないことは、間違いない。

では、とことん寝る分には問題ないのか?

その答えを示す研究もなされていたようです。

コレステロール値及び血圧と、睡眠時間の相関関係を調べたところ、その結果はUの字型を描いていました。睡眠不足によってコレステロール値と血圧は上昇するが、睡眠過多の場合にも上がるといったグラフです。

とはいえ、上がるといっても、寝不足に比べれば、ほんの少しです。例えば休日に寝過ぎたからといって、特段、神経質になる必要もありません。

以上、結局のところ、自分にとっての適正睡眠時間をキープするのが一番いいというお話でした。
(適正睡眠時間についてはこちらの記事を参考にしてください)

◆その他の参考記事
⇛就寝前のルーティン「睡眠儀式」を用意する

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)

「眠活」という言葉の力

このブログで度々ご紹介している本「仕事が冴える眠活法」

とてもわかりやすい良書です。「仕事が冴える」とありますが、主婦の方や学生の方にもオススメします。

さて、「眠活」とは何でしょうか?本によると、「より良く睡眠を取るための活動」を略した言葉のようです。

「仕事術」はあっても、「睡眠術」のような言葉はありませんからね。そのために、歯切れの良いキャッチフレーズを用意したのかもしれません。

何事も、言葉ありき。

まだまだ一般的ではありませんが、「眠活」という言葉がもっと広まれば、人々の睡眠に対する意識が高まるのではないでしょうか。

睡眠に対するプライオリティが上がることは、「働きすぎ」「つい頑張りすぎてしまう」傾向のある日本にとって、特に良いことのように思います。

「眠活」。ぜひ、ご家族などにも話してみてくださいね^_^

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)

「寝だめ」はできる?「来週に備えて今週末寝ておく」はアリ??

「ばっちり週末に寝だめしておいたから、今週は多少無理しても大丈夫!」
そんな文脈で、「寝だめ」という言葉を耳にすることがあります。
本当に可能なのでしょうか?

記事の末尾に紹介している本では、
睡眠の「貯金」は不可能、「借金返済」なら可能と書かれています。

ちょっとこれだけだと、わかりづらいですよね?睡眠をスマホの充電に見立てて考えると、しっくりくるかもしれません。

例えば、8時間でフル充電になるスマホがあるとします(そんなにかかるスマホはないと思いますが)。それを、10時間充電したからといって、普段より+2時間分長くバッテリーが持つというわけではないですよね?人の体もまったく同じです。その人の適正睡眠時間よりも2時間眠ったからといって、それが何かプラスに作用するわけではないということ。「睡眠の貯金は不可能」とは、このような文脈の話です。

一方で、場合によっては、そのスマホが10時間の充電を必要とすることがあります。それは、バッテリーの質が下がったとき。バッテリーの状態が悪いと、充電効率が下がり、同じ容量を充電するのに時間がかかります。人の体も同様に、一定以上の疲労が蓄積していると、本来必要な睡眠時間よりも長くかかります。10時間眠って、やっと健全な状態のときの8時間分の睡眠効果を得られるというわけです。これが、「睡眠の借金返済なら可能」の意味になります。

物に例えると、わかりやすいですよね。私も本を読んで、なるほど!と腑に落ちました。
とにかく、睡眠の「前借り」はできないみたいです。冒頭の「ばっちり週末に寝だめしておいたから、今週は多少無理しても大丈夫!」というセリフは成立しないということですね。「今週も引き続き、寝ないとダメだよ」と指摘してあげなければなりません。

反対に、睡眠の「借金返済」はあるようなので、
「先週徹夜で無理をしてしまったから、今週末はずっと寝て過ごしてしまった」ということは起こり得るわけですが^^;

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)

「睡眠時間は1.5時間の倍数にすると良い」は本当か?

睡眠の周期は90分周期だから、1.5の倍数の時間を眠るようにするといいと言われていますね。
現実的な睡眠時間としては、6時間、7.5時間、9時間のうちのどれかになるでしょうか。

もっと詳しく言うと、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)の周期の関係で、レム睡眠が90分ごとに来るから、そのタイミングで起きれば寝起きが良くなるという話です。確かにその理屈自体は正しいわけですが、実際には、ノンレム睡眠は90〜120分の間を揺れ動きます。1.5の倍数でぴったし合うほど、睡眠の周期は厳密ではありません。

あくまでも、その人がアラームなしで自然に目が覚める時間が理想の睡眠時間。それが8時間だったとすればそれで良く、1.5の倍数である7.5時間か9時間に無理に合わせる必要はないということです。

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)

理想の睡眠が「8時間」はウソ??単に1日を3分割しただけだった説

理想の睡眠時間は?と聞かれれば、多くの人が「8時間」と答えるのではないかと思います。

7でもなく、9でもなく、なぜ8なのでしょうか?

一説には、1日24時間を3分割した時間がちょうど8時間だからという話があります。

1日を3等分して、「8時間働いて、8時間寝て、残りの8時間は家事をする」のが健全な生活だという、科学的根拠も何もない基準です。

一時期広まった「1日30品目」みたいなものですかね^^;

だから、睡眠において、8時間にこだわる必要はまったくありません。

必要な睡眠時間は人それぞれ。

自然に目が覚める時間が6時間であれば、それがその人にとってのベストなわけです。

⇛参照:睡眠の「時間」のセルフチェック

あくまでも自分にとっての正解を見つけて、日々を快適に過ごしましょう^_^

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)

「ホットミルクが寝つきにいい」は本当??

「ホットミルクを就寝前に飲むと、寝つきが良くなる」という話がありますね。
本当でしょうか??

結論から言うと、半分は本当で、半分は嘘です。

まずは半分は嘘の理由から。

睡眠を促す働きがあるメラトニンやセロトニンの原料が、トリプトファン。そして、そのトリプトファンを多く含んだものが、牛乳やチョコレート。だから、ホットミルクが快眠につながるというのが定説でした。

しかし、トリプトファンを摂取してから、それを元にメラトニンが合成されるまで10時間くらいかかります。ホットミルクを夜に飲んだからといって、すぐ眠くなるかと言えば、そうではないということですね。

じゃあ、寝る10時間前に飲めばいいのでは?というツッコミも聞こえてきそうですが、残念ながら、牛乳に限らず、食べ物や飲み物に含まれるトリプトファンの量は微々たるもので、睡眠にはほとんど影響がないそうです。

では、なぜ「半分は本当」と書いたのか?

ひとつは、夜にホットミルクを飲むと、リラックス効果が期待できるからです。リラックスすることは、寝つきを良くする第一条件。ノンカフェインでリラックスできる飲み物といえば、ホットミルクになるわけです。

それから、夜眠る前にホットミルクを飲むということが習慣化すれば、それが就寝前の儀式となり、実際に寝つきを良くする側面があります(習慣は別に何でもいいわけですが)。

以上、ホットミルクに関するウソ・ホントでした。
まぁ、効果のあるなしに関わらず、単純にホットミルクって美味しいですよね。雰囲気のあるマグカップで飲んだら、よりいっそうリラックスできそう・・・と記事に貼る画像を探していて思いました。笑

◆その他の参考記事
⇛寝だめは可能?不可能??

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)

睡眠のゴールデンタイムは嘘??午後10時〜午前2時だった理由

「午後10時から午前2時までは睡眠のゴールデンタイム。成長ホルモンの出る大事な時間だから、しっかりと寝ることが大事!」

そんな話、どこかで一度は聞いたことがありませんか?

個人的には、ゴールデンタイムという言葉が、響きこそキャッチーではありますが、「本当かな?科学的根拠は??」と、少々いぶかしげに感じていた記憶があります。

だって、起きる時間が人それぞれ違うのに、なんでぴったりその時間になるのかが不思議。じゃあ、夜勤の人はどうするんだよ、夜勤じゃなくても午後10時は早すぎるよ。とかいろいろ思っちゃいました。

そんな、いまいち納得のいかない睡眠のゴールデンタイム。
どうやら、午後10時から午前2時と言われていたのには、事情があったようです。

当時、睡眠の研究では、被験者に午後9時〜11時頃に眠ってもらうのが一般的でした。そして、データを取ってみると、寝付いてから1時間後、つまり午後10時〜午前0時の間に成長ホルモンの分泌がピークを迎え、そこから下降傾向に。

そのデータを見て、「睡眠のゴールデンタイムは午後10時〜午前2時だ!」と巷で言われるようになったとのこと。

でも、被験者に徹夜してもらって、午前11時に寝させたところ、徹夜中には睡眠ホルモンは分泌されず、午前12時から増加していたみたいなんですね。

結局、あくまで就寝の1時間後というのがポイントで、午後10時〜午前2時に根拠はなかったということです。

だから、この時間帯に寝られてなくても、そのことを負い目に感じる必要はまったくなし。

もちろん、体内時計の関係で、早寝早起きの方が健康的であることに変わりはありませんけどね。時間帯に対して、そこまで神経質になる必要はないという話でした。

それがわかっただけでも、ちょっとは気が楽になりますよね^_^

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)