眠るのも仕事!世界の一流企業CEOは睡眠に「投資」している

「ゆっくり寝ているうちは、まだまだ甘い」

日本の場合、特に体育系気質の強い会社であるほど、依然としてそのような空気があるような気がします。

しかし、海外に目を向けてみると、一流企業のCEOは睡眠をとても大事にしています。

例えば、マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏が、8時間睡眠の重要性について発言しています(理想の睡眠時間は人それぞれですが、ナデラ氏にとっての適正睡眠時間は8時間だったのでしょう。適正睡眠時間の測り方についてはこちら)。同じような発言を、アマゾンCEOのジョフ・ベゾス氏もしているようです。

超多忙であるはずのトップ企業のCEOがそのような発言をするのは、意外な印象も受けますね。経営者ですから、おそらく睡眠に投資するような感覚なのでしょう。ナデラ氏の場合は、8時間もの時間を睡眠に割いてでも、余りあるリターンが返ってくるという結論に至ったわけですね。

「睡眠を軽視するうちは、まだまだ甘い」

そんな風潮が、日本でも広まってほしいものです。

◆その他の参考記事
不眠の実例から学ぶケーススタディ。金融系や新社会人の方は要注意?

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)

睡眠の分割方式はアリ?ナシ??

こちらの方法で、自分にとっての適性な睡眠時間が8時間だとわかったとします。

では、1日8時間を「4時間+4時間」の分割方式でとるとすると、睡眠の効果はどうなのか?

その場合、まとまった8時間の方が疲労回復度が高いと言われています。

理由は、睡眠が「順を追って」脳や体のメンテナンス作業を進めていくからです。例えるなら、コンピューターの処理のようなものです。途中で起きると、処理の中途半端なところで中断されてしまい、次に寝るときにはまた初めからやり直しになります。回復の効率が悪くなりますので、合計で8時間の睡眠だったとしても、連続した8時間睡眠に比べると、疲労感が残ります。

分割して睡眠をとるのがいいと言われるのは、あくまで日中のちょっとした仮眠などの話です。昼に20〜30分軽く眠ることで、脳の疲れは多少軽減します。しかし、体全体のメンテナンスという意味では、しっかりとまとまった時間で寝るのが一番です。

◆その他参考記事
「◯時間睡眠法」には要注意!睡眠時間は短くならない!

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)

「◯時間睡眠法」には要注意!睡眠時間は短くならない!

「1日◯時間睡眠法!」、「時間を効率的に使って充実した人生を!」

そんな触れ込みの本をたまに見かけますね。そして、Amazonのランキングでチェックしてみると、結構そういう本が売れているようです。

たしかに、例えば1日7時間寝ていた人が5時間で済むようになるというのは、魅力的な話です。「1日が2時間分、趣味やあそびに多く使えますよ」と言われれば、試してみたくなるのもわかります。

しかし、短眠はやはりオススメできません。

ここでいう短眠とは、本人にとっての適正な睡眠時間よりも短い睡眠のことです。
⇛参照:睡眠の「時間」のセルフチェック。眠りの長さは十分??

1日4〜5時間睡眠で問題がないのは、目覚ましなしでその時間に目が覚めるショートスリーパー気質の方だけ。そして、その睡眠時間はあくまでも生まれつきの体質で決まります。

自然に目が覚めるのが寝付いてから7〜8時間後なのであれば、それがその人に必要な睡眠時間になります。売れている短眠本を読んで、「自分も!」と奮起するのは危険です。仕事の効率が下がるのはもちろんのこと、健康を損ねるリスクもあります。

ショートスリーパーは後天的な能力ではなく、先天的な資質。

そのように認識して、自分にとっての最適な睡眠をとるようにしてください。

◆その他参考記事
睡眠不足が脳の老化を早める??認知症のリスクも・・・

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)

睡眠不足が脳の老化を早める??認知症のリスクも・・・

睡眠不足は脳の老化スピードを早め、認知症のリスクを高めることにも繋がります。

人間の体では、さまざまな生命活動にともなって、ゴミのようなものが細胞に蓄積します。そのゴミの排出がうまくいかず、細胞内に溜まってしまうと、それが老化の原因になるようです。

そして、ロチェスター大学の研究によって、「睡眠時に脳に蓄積したゴミを洗い流している」との結果が証明されました。いわば、睡眠が「脳の掃除」をしてくれているわけですね。

脳の話だけでなく、眠ることで細胞の新陳代謝が促され、「体の修復」も進みます。風邪をひいたときに、睡眠時間が普段よりも長くなるのは、そのためです。

逆に言うと、睡眠不足はこのような「脳の掃除」「体の修復」をする機会を損ねているということにもなります。

こうして考えると、改めて、睡眠って偉大ですね。「時間がもったいないから睡眠時間を削る」方が遥かに「もったいない」ことが伝わるかと思います。

◆その他参考記事
⇛市販の薬やサプリの利用方法
⇛「ナルコレプシー」の注意

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)

「寝だめ」はできる?「来週に備えて今週末寝ておく」はアリ??

「ばっちり週末に寝だめしておいたから、今週は多少無理しても大丈夫!」
そんな文脈で、「寝だめ」という言葉を耳にすることがあります。
本当に可能なのでしょうか?

記事の末尾に紹介している本では、
睡眠の「貯金」は不可能、「借金返済」なら可能と書かれています。

ちょっとこれだけだと、わかりづらいですよね?睡眠をスマホの充電に見立てて考えると、しっくりくるかもしれません。

例えば、8時間でフル充電になるスマホがあるとします(そんなにかかるスマホはないと思いますが)。それを、10時間充電したからといって、普段より+2時間分長くバッテリーが持つというわけではないですよね?人の体もまったく同じです。その人の適正睡眠時間よりも2時間眠ったからといって、それが何かプラスに作用するわけではないということ。「睡眠の貯金は不可能」とは、このような文脈の話です。

一方で、場合によっては、そのスマホが10時間の充電を必要とすることがあります。それは、バッテリーの質が下がったとき。バッテリーの状態が悪いと、充電効率が下がり、同じ容量を充電するのに時間がかかります。人の体も同様に、一定以上の疲労が蓄積していると、本来必要な睡眠時間よりも長くかかります。10時間眠って、やっと健全な状態のときの8時間分の睡眠効果を得られるというわけです。これが、「睡眠の借金返済なら可能」の意味になります。

物に例えると、わかりやすいですよね。私も本を読んで、なるほど!と腑に落ちました。
とにかく、睡眠の「前借り」はできないみたいです。冒頭の「ばっちり週末に寝だめしておいたから、今週は多少無理しても大丈夫!」というセリフは成立しないということですね。「今週も引き続き、寝ないとダメだよ」と指摘してあげなければなりません。

反対に、睡眠の「借金返済」はあるようなので、
「先週徹夜で無理をしてしまったから、今週末はずっと寝て過ごしてしまった」ということは起こり得るわけですが^^;

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)

理想の睡眠が「8時間」はウソ??単に1日を3分割しただけだった説

理想の睡眠時間は?と聞かれれば、多くの人が「8時間」と答えるのではないかと思います。

7でもなく、9でもなく、なぜ8なのでしょうか?

一説には、1日24時間を3分割した時間がちょうど8時間だからという話があります。

1日を3等分して、「8時間働いて、8時間寝て、残りの8時間は家事をする」のが健全な生活だという、科学的根拠も何もない基準です。

一時期広まった「1日30品目」みたいなものですかね^^;

だから、睡眠において、8時間にこだわる必要はまったくありません。

必要な睡眠時間は人それぞれ。

自然に目が覚める時間が6時間であれば、それがその人にとってのベストなわけです。

⇛参照:睡眠の「時間」のセルフチェック

あくまでも自分にとっての正解を見つけて、日々を快適に過ごしましょう^_^

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)

睡眠の「時間」のセルフチェック。眠りの長さは十分??

睡眠時間は、どれくらいの長さが理想なのでしょうか?

一般的には7〜8時間が目安とされていますね。しかし、なかには4〜5時間で十分というショートスリーパーがいたり、9〜10時間は必要というロングスリーパーも。人それぞれ個人差があるので、一概には言えません。

だったら睡眠時間の正解なんてわからないじゃないか、と思われるかもしれませんが、いたってシンプルな方法で、自分にとっての理想の睡眠時間は測定可能です。

それは、翌日が休みの日に、目覚ましをかけずに寝てみること。そして、自然にすっきりと目が覚めた時間が8時間後なら、現状のあなたに必要な睡眠時間は8時間になります。にもかかわらず、日頃の睡眠時間が8時間以下であれば、慢性的な寝不足ということになりますね。

もちろん、慢性的な睡眠不足の影響で、チェックした日の睡眠時間が、本来のあなたの適正時間よりも長めになることはあるでしょう。いずれにせよ、目覚まし時計のアラームで起きているうちは、寝不足の証拠。継続的に、自分にとっての適切な睡眠時間をとれている人は、目覚ましをかけずとも、7時間なら7時間、8時間なら8時間で自然と起きることができます。

日頃からよく眠れている人にとって、目覚ましはあくまで保険程度のものだそうです。なくても特に問題なし。スマホの5分ごとのアラームで、ベッドからはいつくばって起きるような方にとっては、信じられない境地ですよね^^;

簡単にできるセルフチェックですので、ぜひ一度、休日に時間を測ってみてはいかがでしょうか??

⇛睡眠の「質」のセルフチェックはこちら

この記事の参考にした本

『仕事が冴える眠活法』中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの院長さんの本。睡眠のメカニズムと実用的なテクニックがわかりやすく書かれているので、ビジネスマンに限らずオススメ。私にとっての、睡眠のバイブル的な一冊です!(^^)